本日もブログを読んで下さりありがとうございます。
今年も残すところあとわずかとなってまいりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
今回は、この時期、飲む機会が増えるであろうお酒の話です。

ちなみに私はお酒の席は好きなのですが、お酒自体にはあまり強くはありません。
飲むとすぐ顔に出てしまうので、コントのような見た目になってしまうのが残念です。
お酒を飲んでも顔に出ない人が、ちょっと羨ましかったりもしますが、この「お酒に強い」、「お酒に弱い」の差はどこから来てるんでしょうか。
お酒を飲むと、アルコールは肝臓でアセトアルデヒドという物質に分解されます。
アセトアルデヒドには毒性があり、これが体内にたまると顔が赤くなったり、気分が悪くなったりします。
アセトアルデヒドは、肝細胞中に存在するアルデヒド脱水素酵素(ALDH)という酵素によって、体に害を成さない酢酸に分解されます。酢酸は、最終的に水と二酸化炭素に分解されます。
このことから、「お酒に強いか、弱いか」は、「アセトアルデヒドを分解する能力が高いか、低いか」と言い換えることができます。
さらに詳しくみてみると、アルデヒド脱水素酵素(ALDH)の一種であるALDH2をつくる遺伝子の型によって、「飲める」、「飲めない」の差が生じる事がわかっており、3つのタイプに分類することができます。
☆お酒に強い、分解能力が高い ⇒NN型 分解が速く、たくさん飲める「酒豪」タイプ
☆そこそこなら飲める ⇒ND型 ゆっくり飲まないと分解が追い付かない「そこそこ」タイプ
☆お酒に弱い、突然変異で分解能力低下⇒DD型 ほとんどアルコールを受け付けない「下戸」タイプ
白人や黒人には、ほぼNN型の人しかおらず、D型は東洋の黄色人種、南北アメリカのインディアンから検出されています。
ちなみに日本人に多い「下戸」タイプですが、この「下戸」という言葉について調べてみると、「戸」というのは律令制においての課税単位のことで、最も上の「大戸」から「上戸」、「中戸」、「下戸」と定めた上で、婚礼の際のお酒の量を決めたことから、転じて酒を良く飲む人のことを「上戸」または「大戸」、あまり飲めない人を「下戸」と呼んだのが由来だそうです。
言葉の由来を考えると、差別的な言い回しだったりするので、自分のことを「下戸」と称するのはいいけれど、他人のことを「下戸」と呼ぶのは失礼になってしまうので気をつけましょう。
年末年始、お酒を飲む機会が増えると思いますが、自分のタイプを把握して、無理せず楽しく飲みましょう!
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大樹はりきゅう整骨院